■Fender”1961”storatcaster本物!

出ました!スーパーヴィンテージ!すごい風格です。叔父さんからもらったそうです。羨ましいです。
ジャンボフレットを打ってありますがミディアムに変えて、使えないパーツを新品に交換します。
しかし、こういう貴重なギターを任せられるのは嬉しいですね。高い技術に良心的な価格・・・です。

サドルは錆びて調整が効かないので交換です。オリジナルは大事に取っておきましょう。

エンドピンもご依頼により交換です。

ペグ穴に割れた跡があります。相当な昔でしょうが無理やりペグブッシュを外した時にやったのでしょう。膨らんだところは接着剤がたまっているようです。よく見たらペグ2個がFENDER刻印がないですね・・・

そして当然、割れていたところはこのようにめくれるわけです・・・しょうがありません。綺麗に直しましょう。膨らんだところは接着剤がたっぷり入っているのでそのままです。

ナットを外すと・・・紙・・・ですね。取りましょう。

めくれたところを直しています。

ジャンボフレットの回りがなんだか曇ってますね?

少し削ってみます・・・瞬間接着剤ですね・・・はみ出たらふき取らないと?たっぷり入れてあるのでフレット抜きが大変です。瞬間接着剤を使う場合はほどほどにしましょう。

ペグを交換しました。もちろんパーツは全てFENDERUSAです。めくれたところも綺麗に治ってます。

紙を取ってナットを作りました。ビンテージのネックはボディ側が細いので弦落ちしやすいためナット溝を少し詰めます。チョーキングを想定していない時代とか言いますね、嘘か誠かは知りません。

オクターブを合わせたところですかね?しかしPUカバーがセルロイドのせいで変形してます・・・かっこいい!

リフレット完了。弦落ちも持ち込まれたときに比べればすごくよくなったそうです。やっぱりジャンボフレットより自然ですね。指板修正とまではいいませんが、フレットが乗る部分だけは7.25インチR出るように薄くサンディングしています。ちなみにオリジナルクレイドットでしたが、フレットを打つたびに空に飛んでいきました。焦りました。

完成です。調整もバッチリ!お客様大喜び!まあ、持ち込まれたときは弾ける状態で無かったですからね・・・。
音は完璧ヴィンテージサウンド!バッキンバッキンでした!