■ヤマハ1973FG1500
またまたFG1500ハカランダです。’71製とヘッドの形状が違いますね。
依頼内容も同じです。この時期のヤマハは弦高が上がってトラスロッドが効かない最悪な状態がほとんどです。
ロッドを締めても1mm強の順ぞりです。(もっともロッドが効いていないのですが・・・無理すると折れるし・・・)
アイロンなども使います。いったんネックを真っ直ぐにします。
トラスロッドを特殊な方法で復活させます。
1mm強の逆ぞりまでロッドが効くようになりました。これで弦を張ればほぼネック真っ直ぐになります。
打痕もなおします。
この打痕も気になるそうで・・・なおします。
簡易なタッチアップなのでこんな感じです。触った時のへこみは解消されています。
ここも見た目は・・・あれですが・・・へこみは無くなっています。タッチアップは予算次第です。
これもへこみを直しました。黒っぽいところね。
このギターに関しては6弦側が4.5mmから2.5mm。
1弦側4mmが2.0mmまでいきました。ネックは真っ直ぐ、ロッドも効きます。
サドルの底に紙きれが入っていました。
牛骨で作り直しました。オクターブもつけてあります。
弦高が下がったらバズが出たので部分すり合わせです。
バズも解消されました。
いいですね!ネック真っ直ぐです!
アイロンだけではそのうちネックがまた順ぞってくるのですが(戻ってしまう)、トラスロッドを復活させることによって問題は解消されます。
終了。
’71と’73が同時に来ました。珍しいので画像を載せます。
この後FG2000を持っている方が相談に来たのですが、全く同じ症状でした。(予算の都合でやめられました。2万もしないんですがね?そのギターいくらで買ったの?)全て名工〇リー〇本のサイン入りです?