■モーリスW120

モーリスの豪華な上位機種ですが異常な弦高です。こうなってから30年ぐらいしまってあったそうです。

よくよく調べると、Xブレーシングが折れています。トップ板の保持が効かなくて弦を張るとトップ板ごと持ちあがって弦高が異常に上がる・・・ということです。珍しいですね。

たっぷりのタイトボンドで折れた部分、トップ板との隙間を接着です。あふれた分はふき取ります。

うまく接着できました。

トップ板のRも適正のようです。弦を張りなおしたら弦高も悪くなかったです。細かい部分の調整、部品交換をして完了。30年ぶりに復活です。結局修理後は目立った傷もない状態の良いジャパンヴィンテージになりました。