■マーチンOOO-28

1950年代のトリプルオーです!もちろんトラスロッドは入っておりません!したがってほとんどのものは結構な順ぞりになっています。
このギターも6弦側3.5mm、1弦側2.5mmと弾き難くなっております・・・残念!

弦を外した状態で1mm弱の順ぞりです。写真が下手でよくわかりませんね!

フレットを打ちながら、その都度弦を張って矯正具合を測ります。ダメなら抜いてチップを直して再度打つ、その繰り返しです。

ようやく、隙間がなくなりました。真っ直ぐということですね。

弦高は6弦側で3mm弱になりました。

サドルも余裕ができたので弦高を更に1mmぐらい下げることも可能になりました。これで十分なのでやりませんが。

完成!じつに弾き易くなりました!実はこのギターの一番の問題は2弦10フレット付近の響きが悪いということだったのですが、ネックを正常に戻し、リフレットによってフレットの均一性ができたことにより解消されました。響きの問題はとりあえず何かやってみないとわからないものです。
当店は貴重なヴィンテージギターの修理修復も数多く行っております。そのほとんどがリピートであるということは一定の技術力の証明であると思っています。これからも更なる技術の向上に努めたいと思っております。