■ギブソンJ45

このギターもよく覚えております。
ネック折れの2回目なのですが、なんと最初のリペアは自他ともに認める日本一のリペア修復家の方がやられたものです。私も多少手ほどきを頂いており、尊敬いたしておる方です。どんなかたがどんなことをやろうと折れるときには折れるのです!絶対はこの世界に無いのです!そんな中で気持ちを込めてなんとかしようとやっているのですから!

とにもかくにも先ずは接着。

基本の補強を入れます。色々な補強がありますが、世界的にこの方法が標準だと思います。それ以外は割れの状況と金額で判断するのです。

塗装を剥がします。以前の補強がよくわかりますね!マホガニーを数枚重ねて自然な木目のように仕上げてあります。とても技術のいる高価な修復方法です。このような補強の仕方でも割れるときは割れます。

シーラーを吹き付けて段差がなくなるようにします。(1回の吹付ではなく何回もやってるんですよ!もちろん磨きも!)

本来であれば着色して完璧にしたいのですが、やはり費用の問題でこのままで終了です。だけどこの方が貫録が出て良いという方もたまにいらっしゃいます。